これまで筆者はアンドロイドの利便性に慣れてしまい、iPhoneは一切使ってこなかったのですが、ファーウェイ騒動の影響でP20を手放すことになり、その際、生まれて初めてiPhoneをApple公式ストアで注文して購入してみました。
購入したのはiPhone7の32GBモデルで、クリスマスに自分へのプレゼントとして届くように配送日などを考慮して購入しました。
実際に使ってみたのですが、やはり32GBでは、卑猥な動画などを大量に保存しようとすると容量がすぐに不足してしまいました。お……お前、なに入れてんだよ……。
そこで、Appleの製品は購入後14日以内であれば返品が可能だと知り、すぐに返品手続きを進めることにしました。
まず最初に、自分のApple IDでAppleストアにログインしました。
ここで問題が発生しました。筆者は購入時にApple IDを作成せず、ゲストとして購入していたため、iPhone7が到着した後にApple IDを作成しました。それまでApple製品を使用したことがなかったので、Apple IDなんて無縁だったのです……。
そのため、いくら自分のアカウントで購入履歴を確認しても、購入した形跡が反映されていませんでした。これは当然のことです。
というわけで、返品手続きを進める前に、まずは自分のApple IDと、以前ゲストとして行った購入履歴をひも付ける必要がありました。
この作業は、特にAppleのスタッフと個別に連絡を取ってお願いする必要はなく、ページ内の指示に従って意外と簡単に行うことができました。ひも付けが無事に反映されると、Appleから「お客様のアカウントにご注文（番号）が追加されました」というメールが届きました。
そのメールには、「お客様のオーダーステータスのアカウントページでこのご注文を管理、追跡、編集できるようになりました」と記載されています。
一応、Appleから届いたメールは捨てずに保存しておくことをお勧めします。
そして、無事に自分のアカウントに購入履歴が反映されたことで、ようやく返品手続きに入ることができました。
返品のボタンがあるのでそれを押して返品依頼をしましょう。
Contents
アップルは二度返品メールを送る
郵便配達は二度ベルを鳴らす、という言葉がありますが、ともかく、返品の依頼を申し込むと、Appleからは二度のメールが送られてきます。
第一のメール『返品依頼受付のお知らせ。』
最初に届くのが、「返品依頼受付のお知らせ」というタイトルのメールです。このメールでは、まず「返品のご依頼を承りました」という文言とともに、返品番号が案内されます。
また、返品方法についても非常に詳細にレクチャーされます。
今後の流れは以下のとおりです。
• 商品並びにマニュアルやケーブル等の同梱品をすべて元の梱包材に入れて下さい。
• 上記返品番号 ××× を箱の外側に記載してください。
• 商品の返品方法に関するご案内メールが 1 営業日以内に届きますのでご確認下さい。
• メールが届いてから 7 営業日以内に最寄りの営業所まで商品をお持ち下さい。 Apple Watch のバンドを交換する際は、新しいバンドを受け取ってから 7 営業日以内に元のバンドを最寄りの営業所までお持ち下さい。
（画面下の絞り込み条件で「営業所」「荷物を持込発送できる」「土日祝日営業」を選択してから郵便番号や住所で検索してください。）
弊社にて商品を受領したのち、返金の手続きをいたします。
返金方法に関しては、ご利用ガイドの返品・返金にて支払方法に応じた説明をご確認下さい。
返金は、口座名義人の氏名が注文者（お客様）のお名前・情報と一致する日本の銀行口座に対する返金のみとさせていただきますことにご留意ください。
以上が、アップルから届いた第一のメールの内容です。
その後、指示通りに筆者は、すべての付属品を元の箱に戻し、iPhone本体にはセロファンのような保護フィルムをしっかりと貼り直しました。そして、元箱をダイソーの100円で購入したプチプチで巻いて、保護しました。
さらに、返品番号を外側に記載するようにという指示がありましたので、段ボールの側面にマジックで番号を記入しました。念のため、コピー用紙に番号を書き、それを中身のプチプチで巻いた元箱の上からセロテープで貼って収めておきました。
第２のメール『返品方法のご案内』
そして、2度目のメールは『返品方法のご案内』という名のメールです。
まず、『返品を承ります』と高らかに宣言してくれています。そして、返品方法をご確認くださいとの指示です。今回のメールの内容はヤマト運輸に持ち込んで実際に発送するための手順が詳しく記載されていました。
ヤマト運輸への持ち込み
そして、準備が整ったので、実際に金壽のヤマト運輸営業所に出向き、いざiPhone返品のための発送手続きです。しかし、最も手間取ったのは、このヤマト運輸営業所での送り状印刷と発送受付でした。
まず、ヤマトの営業所に入って見回しても、コンビニにあるような大きな機械は見当たりませんでした。そこで、受付に『端末ってありますか？』と尋ねると、受付カウンターの上にあったタブレットを手渡してくれました。これが「ネコピット」というものでした。
営業所の店頭端末で予約番号と予約パスワードを入力し、送り状を印刷する
次に、ネコピットで予約番号と予約パスワードを入力し、送り状を印刷することになります。実際にiPhoneの返品手続きをする中で、この部分が一番手間取りました。最初に『iPhoneの返品なのですが……』と受付に言ったところ、相手は『メルカリですか？』と聞いてきました。
『アップルストアへの返品です……』と説明しても、すぐに理解してもらえたわけではありませんが、一応そう伝えた後、持参した紙に書かれた予約番号とパスワードをタブレット端末に自分で入力し始めました。
ところが、何らかのエラーが発生し、受付が進まない状態になりました。再度試みると、タブレット端末に自分の住所や氏名などが表示され、間違いがないことが確認できました。そして、はじめて送り状を印刷してもらうことができました。そのまま送り状を係の人が箱に貼ってくれたので、あとは控えをもらって帰宅するだけでした。
そして手元にスマホがないことの絶望と不安
帰りの車中、いつもは助手席にスマホを置いてあるのですが、ふと助手席のいつもの場所に手を伸ばしても、スカッ。
マンガの表現なら、モノの形を点線で描いてるアレです。まさに、そ こ に 何 も な い 虚 無 感 がすごかった。
こんな状況になってしまったのだが、筆者は予備のスマホとか一切持ってない。飽きたもの、必要がなくなったものはすぐに個人売買で高値で売却してしまうルールをとっているミニマリストの筆者には予備のスマホとか一切持ってないのである。何回も言うな。
なお、返品が無事完了し、返金を受けてから新たなiPhoneを購入しようと考えていたので、同時並行的に新しいiPhoneの注文はしていません。
た ぶ ん 、 ア ッ プ ル は 難 癖 を つ け て 返 品 を 拒 否 す る と 思 っ た か ら だ 。
まあ、ともかくだ。スマホというか電話のない一週間を送ることになった筆者であった。電話のみならず、一気にメモ帳、目覚まし時計、ラジオ、電子辞書、ビデオデッキといった付帯機能が手元から消えたわけだ。さすがに電話連絡はしないとやべえので、こちらから有線連絡(プロっぽいね)が必要な際は近所の生協のカウンターで電話を借りてかけるなどしていた。有料で一回10円だって。ああ、これ便利だしお得。スマホに高い通話料払うのばからしくなるよね。でも、携帯がないと親死んだとき困るしな。
ということで、あとはひたすらapple側に返品したiPhoneが早く着くように近所の黒猫の尻を叩きながら念波を送りつづけた。
なお金曜日に発送して、ヤマトの受け付けからは日曜に届く予定と言われた。
そして日曜日。夕方になってもappleからはメールが来ねえ。変だと思ってヤマトの控えを見て追跡番号を見ると、ＡＤＳＣ支店で止まってやがる。
配達日・時間帯指定（保管中）配達日・時間帯ご指定のため担当店にて保管しております。
留め置かれている？というわけでヤマトの追跡ページを見るとこんな感じで止まっていました。これはおそらく本日が日曜日だからだと思われます。おいおいおいおい。
というわけで明けて月曜日。
お昼ちょうど、市役所の食堂でしゃりつけて帰ってきて、ヤマトの番号追跡ページを確認すると、10時半に配達完了の表示が出ていた。
そして、15時。何も連絡はない。何か嫌な予感がする。夕方18時まで待ったが、なしのつぶつて。本日は何の連絡もないままだった。ひょっとしてiPhoneを返品受付してもらえないのでは……。言いしれぬ不安を抱くも、どうしようもねえ。寝る。
『返品手続きのお知らせ』というタイトルのメールが来た
明けて火曜日の午後12時ちょっと前。appleからついに『返品手続きのお知らせ』というタイトルのメールが来た。来たぜ。
返品された商品を受領しました。
お、おおおお。ということで返品は無事に終了。なお、クレジットカードで支払っていたため、カード会社への返金手続きとなり、実際の返金は数ヵ月後であった。俺の5万。
アップルのiPhone返品のまとめ
appleの返品には14日ルールがある。
この期間はいかなる理由でも返品はできる。
製品に破損、付属品の欠品などがあった場合は全額返金とはならない。
以上、普通に使っていたiPhoneを14日以内に返品する場合は理由のいかんにかかわらず、可能でした。
