SUREFIREユーザーにとって永遠のテーマ、それは「電池代」。CR-123A仕様のライトは確かにパワフルで頼れる存在だが、日々のランニングコストはバカにならない。
とくに趣味でSUREFIREを使う分には割り切れるが、業務となるとコストとの戦いになる。つい「単三電池仕様のホムセンライトでもいいか……」と妥協しそうになるが、そこに抗えないのがSUREFIREの魔力である。
特にCR-123Aを2本使うタイプならではの、あの「太く短い」グリップ感は、単三仕様では得難いフィーリングだ。手のひらにしっくりと収まるあの感じ、まさに至高。
筆者が今愛用しているのは、SUREFIRE G2X LE(600ルーメンモデル)。もちろんこれもCR-123A仕様。電池の値段を考えたら毎回少しひるむが、それでも手放せない魅力がある。
……しかし、時代は変わった。いまや使い捨て電池だけが選択肢ではない。高性能なリチウムイオン充電池の登場により、SUREFIREの“電池問題”もついに解決へと向かっている。
今回は、その「新しい選択肢」について詳しく紹介していこう。SUREFIREファンのあなたも、もう電池代で悩む必要はない。
SUREFIRE G2Xは16650充電池を使える

KEEPPOWER 16650 / 2500mAh充電池でSUREFIREの高い電池代にさようなら!
簡単に言うと、SUREFIREのパーソナル系モデルに安心して使えるKEEPPOWER 16650 / 2500mAhという充電池がアマゾンで販売されているので買ってしまおう。
筆者がさっそく購入し、レビュー。

アマゾンで買ったKEEPPOWER 16650 / 2500mAh充電池でSUREFIREの高い電池代からいきなり解放されちゃった僕。
届いたパッケージの中身はKEEPPOWER 16650電池と充電器、そしてUSBケーブルのセットであった。『Cell & IC made in Japan Assembled in chaina』のとおり、中身のセルは日本製、組み立ては中国。

G2X LEへKEEPPOWER 16650充電池を装填。SF123Aと直径サイズはほぼ同じ。内径に対して充分な余裕がある。
そのためスルッとスムースに装填でき、スルッと抜けるので問題ない。
なお、SUREFIREに18650は太くて入らないので注意。
G2X LEのレビューはこちら。

購入した直後、充電せず、いきなり点灯。この後めちゃくちゃ明るくなった。部屋が。これが本当の倒置(トーチ)法なんです。
なお、充電後のパワーはCR-123Aの90%程度とされているが、照射の感覚も持続時間もCR-123Aとほぼ変わらない。16650充電池でも問題ない明るさと照射時間で運用できるのだ。

いっぱい遊んだので充電してあげるところの写真。充電時間は3時間弱でランプが赤から緑に変わった。
充電直後に使うととても明るくて、新品のCR-123Aを入れたときのあの感動を充電するたびにいつでも味わえるのだ!
SUREFIRE G2Xを使うなら──KEEPPOWER 16650充電池が断然おすすめだ。
これまで、CR-123Aの価格の高さがネックで、SUREFIREの持つ本来の実力をなかなか発揮できずにいた人も多いはず。
タクティカルライトの醍醐味は、その鋭く、確実な「光の一撃」にある。しかし、電池代を気にして照射をためらっていては、せっかくのライトも宝の持ち腐れというもの。
そんな悩みに終止符を打ったのが、KEEPPOWERの16650充電池、というわけである。
CR-123Aを2本並列にしたようなこのバッテリーは、G2Xにジャストフィット。しかも初期投資さえ済ませれば、あとは繰り返し使えるという経済性。言うなれば、“充電池という名の希望の光”である。
これでようやく、映画やドラマのヒーローたちのように、電池残量を気にせず闇夜をガンガン照らす日常が手に入る。タクティカルライトは本来、ためらわずに使ってこそ意味があるのだ(!?)。
もちろん、使い捨てのCR-123Aも非常時用として手元にストックしておくのがベスト。ただし、日常運用では迷わず充電池を選ぶべきだ。KEEPPOWERの16650はその性能と信頼性において、SUREFIREユーザーにとって最適解と言える。
なお、筆者が以前購入したお得なセットは現在品切れのようだが、KEEPPOWER 16650(2500mAh)モデルは単品で現在も販売中。入手可能なうちにぜひチェックしておきたい。
さらに、往年の名機・SUREFIRE 6Pオリジナルを所有しているなら、これもキセノン球からLEDバルブに交換することで、よりエコロジカルかつ実用的なライトに生まれ変わる。まさに“伝説の一本”が、現代仕様で再び蘇るというわけだ。
SUREFIREを愛する者ならば、一度は手にしておきたいKEEPPOWER 16650。高出力とコストパフォーマンスを両立させた理想のパートナーとともに、これからも光の道を照らし続けよう。
※なお、SUREFIRE社では社外品のパーツや電池を使うことを推奨しておらず、保証対象外の行為を自己責任で行うことに留意してくださいね。