【失敗談】快活Clubで僕がやって店員がイライラした大失敗とは?

【快活CLUB初心者が体験した「やらかし」宿泊記】

はじめて快活CLUBで宿泊してみた。
漫画喫茶の個室で本当に宿泊できるのか?──たぶん、これが皆さん一番気になるところだろう。

結論から言えば、正直なところ「慣れが必要」だ。臭い、暑さ、そして音。これらをどう乗り切るかがカギになる。鍵付き個室だけに……。

さて今回は、僕が初利用でいきなりやらかした大失敗を赤裸々に語ろうと思う。これを読んでくれる皆さんには、ぜひ反面教師にしていただきたい。

【失敗談】―その1 鍵を閉じ込める

画像の引用元 https://reservation.kaikatsu.jp/

今回選んだのは「鍵付き個室」。
名前の通り、専用のカードキーで出入りするタイプの部屋だ。部屋を離れるときは毎回カードキーを持って出る必要がある。もちろん飲食スペースや本棚に行くときも忘れずに。

だが、やってしまった。
部屋の前に置いてあった毛布を取ろうと、うっかりカードキーを部屋に置いたまま外に出た。毛布を抱えて戻ろうとした瞬間、ドアは無情にも完全ロック。ガチャガチャとドアノブを回しても、ただ空しい音が響くだけだ。

「やべぇ……」
まるでYouTubeで見た、半裸で廊下に出てしまったホテル宿泊客の失敗談が脳裏をよぎる。おい(笑)

ただ、幸いにも僕は服を着ていた。そこだけは自分を褒めたい。

意を決してフロントへ。「すみません、鍵を閉じ込めました…」
店員さんは一瞬ぽかんとした表情を浮かべたが、すぐに「またか」と言いたげな顔で立ち上がり、僕を伴って個室ブースへ。無言のまま歩く店員の背中から、わずかなイライラが漂っているのを感じるのである。

部屋に着くと、マスターカードキーであっさり開錠。
「これで一件落着!」…と思いきや、ここから店員の軽い説教タイムが始まった。快活CLUB初心者の僕に、使い方の基本を改めて説明してくれた。いや、ありがたいんだけど、ちょっと怖かった。

──こうして僕の「快活CLUB初宿泊体験」は、少々ほろ苦い思い出となったのである。

皆さんもくれぐれもカードキーの置き忘れにはご注意を。

【失敗談】―その2 座る席間違えてた

【座る席、まさかの大間違い】

無事に閉じ込め事件が解決し、ホッとしたのも束の間。
僕の部屋の前で、店員さんが静かに口を開いた。

「あのう…お客様、実はさっき座ってらっしゃった場所も…違うんですよね…」

……え?
何が違うの?と一瞬理解が追いつかない僕。

店員さんが続ける。

「鍵付き個室をご利用のお客様は、窓側の専用席をご利用いただく形になってまして…」

なるほど、そうだったのか。
つまり僕は、一般ブース用のフリースペースで堂々とコーヒーを飲み、ポタージュをすすり、各種ハーブティーを味わい、ソフトクリームをモリモリ食べまくっていたわけである。

そりゃ店員さんがイライラもするわけだ。
そういえば、さっき僕が飲食コーナーにいる間、店員さんと若い女性店員さんが、チラチラこちらを見てはヒソヒソ会話していた。今思えば、あれは完全に「アイツ、また間違ってるわ…」という視線だったのだろう。

もちろん悪いのは僕である。快活CLUBビギナーの甘さが出た結果だ。

この店、こういう落とし穴があるから注意が必要だ。うっかりすると店員さんをイライラさせ、こちらも居心地が悪くなる仕組みになっている。なるほど、勉強になった。

【快活CLUBで寝るために僕がやった工夫】

とはいえ、快適に眠る方法もちゃんと研究した。ここからは実践編だ。

快活CLUBの部屋タイプは大きく2つある。
まずは「ブース」と呼ばれる半個室タイプ。これはパーテーションで区切られているものの、天井は開いている。隣の人の咳払いやスマホ音がダイレクトに聞こえてくるし、背伸びすれば隣の様子も丸見えだ。完全なプライバシーを求める人には、正直つらい。もちろん鍵もない。

そしてもう一つが、今回僕が選んだ「鍵付き完全個室」
これはもう名前の通りの要塞だ。まさにフルアーマー枝野状態。しっかり鍵がかかり、完全に引きこもれる。多少の音は聞こえてくるが、プライベート感は段違いだ。もし快活CLUBで「寝る」を目的にするなら、迷わずこの鍵付き完全個室を選ぶべきだと実感した。

……とまあ、初回から波乱含みの快活CLUB宿泊だったけど、良い勉強になった。また挑戦したい。今度はミスゼロで!

快活CLUBのパソコンのモニターは消せるのか?

【眩しすぎる夜との戦い】

さて、快活CLUBの個室に入って、いざ寝ようとしたとき。
最大の敵が現れる。そう、パソコンのモニターがすげえ眩しい。

室内の照明は自分でオフにできる。が、目の前の巨大モニターは相変わらずこうこうと輝き続ける。夜中の山道に突如現れるハイビームの対向車レベルにまぶしい。これでは眠れるわけがない。

で、ここで疑問が湧く。

「このモニター、消せるのか?」

──答えは、もちろんイエスだ。
普通のWindowsパソコンなので、いつもの要領で電源を切ればいいだけ。

デスクトップ画面の左下、スタートメニューをクリック。「電源を切る」を選択すれば、すんなり消灯成功。

僕は最初、「スリープでいいかな?」と軽い気持ちでスリープ状態にしてみた。
しかし!甘かった。
PC本体の前面についている青いLEDランプがチカチカ…チカチカ…と間欠的に点滅を続けるではないか。これがまた微妙に目障り。寝ようとしても視界の片隅で青い点滅が踊る。むしろ拷問だろこれ。

というわけで、結論。迷わず完全に電源オフにすべし!
これでようやく、快活CLUBの夜は静寂と暗闇に包まれる。

【ちなみに:PC画面に謎のカウントダウン】

ところで、このパソコン。入室すると自動的に画面上にタイマーが表示される。
入室から何時間経ったかが秒単位でずっとカウントされているのだ。

なるほど、これはフロント側から各部屋のPCがネットワーク経由で管理されている証拠だろう。きっと受付の人は今どの部屋が何時間利用しているのか一覧で把握できるのだ。

ただ、だからといって「部屋の中で何の動画を見てるのか」「何を検索してるのか」までリアルタイムで見られてるかどうかは不明。そこは……わからない。たぶん大丈夫だと信じたい。いや、信じさせてほしい。

【快活CLUBの空調、そして深夜の試練──寝かせる気あるのか編】

快活CLUBの鍵付き個室。
ここに宿泊したことがある人なら誰しも一度はこう思うはずだ。

「くっそ暑いし息苦しさ最悪だぞ…」

はい、まさにそれ。
実はこの鍵付き個室、空調のオンオフは部屋内にスイッチがあるものの、肝心の温度調整はできないのだ。全館共通のセントラル空調方式らしい。

だから、夜中はムワッと暑い。
空気が滞留している感じもあって、息苦しい。正直なところ「ここで快適に寝ろという方が無理があるだろ」と文句のひとつも言いたくなる。

ところが不思議なことに、明け方になるとだんだん涼しくなってくる。おそらく空調設定が朝方に切り替わるのだろう。
「ああ……これこれ、この涼しさ……」と、ようやく眠りに落ちかけるが、すでにチェックアウトの時間が近い。遅いよ。

さらに問題は、合皮のシートだ。
表面が微妙にベタつく感じがして、肌が妙に落ち着かない。特に蒸し暑い夜には、あの独特の「合皮ベタつき感」が地味に精神を削ってくる。これがまた嫌である。

【再び登場・カードキートラップ】

もちろん、前回やらかした「カードキー置き忘れ事件」を繰り返すわけにはいかない。
そこで僕は学習した。カードキーを首から下げたまま寝る作戦だ。寝ぼけてトイレに行く途中でうっかり閉め出されるのはもうゴメンだ。

だが、その姿はさながら上半身裸でカードキーぶら下げた原始人。これはこれで間抜けすぎる光景だが背に腹は代えられぬ。

【謎のスースー臭と深夜の騒音地獄】

さらに僕を悩ませたのが、部屋に漂うスースーするミント系臭
これがまた強烈。何の芳香剤を使ってるのか知らないが、鼻の奥がスースーして眠れない。爽やかさの押し売りはやめてほしい。

極めつけは深夜3時、まさかのカラオケ大会が始まる。
快活CLUBの一部店舗ではカラオケもできるが、まさかこのタイミングで歌い始める猛者がいるとは…。右と左はガチャガチャドンドン音もダダ漏れである。たぶん動画の音声もそこそこ聞こえてるはずだ。

しまいには、深夜の清掃スタッフがカートをガラガラ引いて通路を移動していく音で目が覚める。
防ぎようがない。これもまた修行。

「これは…長時間滞在させないための店側の戦略なのか?」「いや、逆に長居されるより親切なのか?」と、もう思考は混乱していく。

結局まともに眠れず、ノンレム睡眠のまま朝を迎えるのであった──。

快活CLUBのシャワーはぜひ利用すべし!

快活CLUBでは洗面所とセットになった清潔な個室シャワールームも無料で使用できる。実はこれが今回、僕にとってはアイスクリームの次くらい、満足だった。

なお、一回あたりの利用時間は15分以内を心がけるように案内があるので、次の人に配慮が必要だ。

快活CLUBの利用で最も気持ちよかったのがシャワーです。

快活CLUBでは早朝6時から10時の間まで無料モーニング食べ放題

【快活CLUBの無料モーニングは神なのか──朝食レポート編】

夜通し眠れず格闘した快活CLUBの個室。
だが、朝になれば全てが報われる──はずだった。

そう、快活CLUBには無料モーニング食べ放題があるのだ。
提供時間は朝6時から10時まで。眠れなくても「あと少しで朝食…!」と希望をつなげるわけである。

さて、その気になるメニューだが、内容は極めてシンプル。
・トースト(バターあり)
・フライドポテト(ケチャップ付き)
これだけ。これだけなのだが──侮るなかれ。

ここに24時間提供されている無料のドリンクを組み合わせると、立派な喫茶店モーニングに化ける。
・本格焙煎珈琲
・ローズヒップティー(僕のお気に入り)
・コーンスープ
・もちろんソフトクリームも健在!

惜しむらくは、ゆでたまごと生野菜サラダがないことくらいだが、そこは無料ということで十分満足。これ全部食べ放題・無料。財布に優しすぎるだろ…。

ちなみに、過去には期間限定で「おにぎり食べ放題モーニング」なんていう夢のようなイベントもあったらしい。2021年に惜しまれつつ終了したそうで、実に悔やまれる。

さらに有料メニューも充実。
・朝うどん(205円)
・朝カレー(205円)
朝から炭水化物ぶち込んでいきたい勢にはたまらない布陣である。

さて、昨日「席を間違えた」件を教訓に、今朝はきちんと窓側の専用席に着席。怒られる要素ゼロだ。

ポテトとトーストをむしゃむしゃ食べ、ローズヒップティーで優雅に流し込む。
「あぁ、やっぱ朝はこうでなくちゃな…」と気取ってみたが、時計を見ればナイトパック8時間コース、残り20分。余韻に浸る暇もない。

最後に一言。
支払いは楽天ペイ対応。キャッシュレス派の僕にも優しい。さすが快活CLUB、よく分かってる。

結論・・・快活CLUB宿泊体験・僕には無理でした

↑これはコメリのコーヒー

正直に言おう。
快活CLUBで寝るのは──僕には無理だ。

【眠れません】

まず、眠れない。とにかく眠れない。
暑いし、息苦しい。
この息苦しさも最初は「なんだこれ…」と思っていたが、しばらくすると妙に慣れてきて、まるで閉所睡眠訓練を受けているような感覚になる。

ふと考えた。
「もしも本当に行き場のない人が、こういう所で夜を明かさざるを得なくなったら…」
胸が痛む。これはつらい。僕は一晩限りでも無理だった。

ちなみに、東京都内では会員証のほかに運転免許証などの本人確認書類が必須だとか。おそらくホームレス対策なのだろう。なんだか色々と闇が深い。

【僕には無理です】

眠れないまま朝を迎えた僕は、結局郊外まで車を走らせて車内で仮眠を取ることにした。

これがもう快適すぎて泣けた。
シートを倒しても足は完全には伸ばせないけど、
・空調は自由自在
・誰もドアをガチャガチャしない
・謎のミント臭もしない

天国かここは。

もちろん、外からの視線はちょっと気になるし、深夜の職質リスクもゼロではない。
でも、それを差し引いても快活CLUBより断然マシだった。

──ていうか、車持ってるなら最初から車で寝ればよかったじゃん。
ほんと、それ。

【睡眠は命】

睡眠は生きる活力である。
これが奪われると、もう頭がボーっとして何も手につかない。
やはり**「ちゃんと寝られる環境」こそ最優先**だと痛感した一夜だった。

【客層問題】

あと、客層がちょっと…ね。
僕が食事してる目の前で、ゲホゲホゲホゲホと延々咳を繰り返す客がいて食欲も激減。まぁ、こういうのは運なんだろうけど…。

【快活CLUBの良いところ】

ただ、良いところもあった。
シャワーは快適
 清潔な個室で勢いのあるシャワー。シャンプーとボディソープは使わず、お湯だけで洗ったけど十分すっきり。
ソフトクリーム食べ放題
 最高3杯いった。ちょっと頭キーンとしたけど至福。
朝の無料モーニング
 トースト&ポテト食べ放題はやっぱりテンションが上がる。

──というわけで、快活CLUB初体験は、
「もう二度と泊まりたくないけど、モーニングとソフトクリームはまた食べたい」
という、非常に複雑な思い出となったのであった。