夏だから怖い話をしませう! (初稿 2005年06月22日 Wed 10:40:02)
さて、私は宇宙人が好きである。ついでに言うと、四次元とか霊といった類のものも嫌いではない。というわけで、少々気になる事件や、説明不能な現象について、ここにいくつか報告しておこうと思う。
Contents
サンタ・クルズの「ミステリースポット」
1940年に発見され、日本でもかなり古くから紹介されている怪奇スポットである。場所はアメリカ・カリフォルニア州サンタ・クルズの郊外にある特定の一帯。「Mystery Spot」と呼ばれるその場所では、以下のような現象が確認されている。
人の体が歪んで見える、あるいは縮んで見える
ボールが坂の下から上に転がっていく
木がまっすぐに生えていない
コンパスや各種の測定器が正常な値を示さない
要するに、このエリアだけ「重力の法則」が狂っているというわけである。この現象はしばしば「四次元のゆがみ」や「地軸のズレ」といった形で説明されるが、結局のところ、原因は未解明のままである。
今ではすっかり観光スポットと化しており、大人4ドルで入場できる上に記念ステッカーまでもらえるそうだ。とはいえ、なぜこんな現象が起きるのかについて、我々は何も知らされていない。
まったくもって、謎である。そして、あなたは動画を見ると、きっと驚くだろう。
――なぜ彼女は、あんなにも不自然に「斜め」に立っていられるのか?
まさに、四次元の気配がそこにはある。怖い話だ。
……などと感心している者は、ぜひ「錯視」や「不思議坂」「ミステリー坂」「後戻り坂」で検索してみるといい。
現実というものは、えてしてがっかりさせるものである。
四次元と言えばこの人しかいない:中岡俊哉先生
先生、なんと74歳でご自身のホームページをやっておられました (最近知った。現在閉鎖) 。
中岡俊哉の公式(だった)ページ http://www.skz.or.jp/kazu/nakaoka.html
中岡先生の特徴といえば、
※ 同じ怪談を国や時代を入れ替えて繰り返し使い回す、という一点に尽きる。
だが、それが良かった。
あのノルウェーの「人を飲みこむ家」、信じていたのだ。
壁からコーヒーの粉が湧き出したり、五寸釘が飛び出して婦人の襟首に刺さるだの――
私は小学生のころ、文字通りおしっこちびりながら読んでいた。
そして今も読んでいる。
先生はすでにお亡くなりになったと聞くが、今日あたり、壁からふわっと出てきても不思議ではない。それは怖い……いや、むしろお会いしたい。
ちなみに、先生は74歳にして自身のホームページを運営していたというのだから恐れ入る(現在は閉鎖)。そのHPにも妙な話が一つ。
中岡先生にまつわるネット怪談
要約するとこうだ。
ある管理者が中岡先生の「心霊写真解説ビデオ」を見ていたら、画面内に奇妙な「人影」が映っていることに気づいた。先生が解説しているまさにその瞬間だったという。
それが気になった管理者はネットで中岡先生を検索し、本人運営のサイトを発見。BBSに「アレって演出なんですか?」と書きこんだのだが……その時にはすでに、先生はこの世にいなかった。
http://www.wainet.ne.jp/~ahiru/hyakumonogatari02.htm
死してなお我々をビビらせるとは、さすがはESP研究の第一人者、中岡天皇。恐れ入りました。
ESP(超能力)研究の第一人者でもあらせられる、やんごとなき中岡天皇、スゴすぎるよ!!死んでまで私らビビらせるのかよ!!
んーでも心霊写真って、よく言うけどあれって人間の顔の目、耳、鼻に見える3点の黒い染みでもあれば 頭の中で自動的にそれを繋ぎあわせて人間の顔として浮かび上がらせちゃうらしいんだってね。我々って。脳って不思議だね。
それにしても本当に大人になると不思議な能力(神秘を体験する力とでも言いましょうか) とは無縁になってしまいますね。私が今までに感じた不思議現象は2つ。一つは子供のころ実家の二階に一人で上っていったら誰も居るはずのない部屋に電気がついていて、ものすごい線香の匂いがしたことです。2階には仏壇も線香も置いてありません。いまだに不思議です。
二つ目はオーソドックスな「金縛り」です。これは20歳くらいかなー。怖かったな。目だけは動かせるけど首から下は動かんかった。あ、あともう一つ。家の前の下宿の人が事故でなくなる前日に、異常なほどのカラスの大群がその下宿の屋根に群がっていたこと。
こういったことを体験し、いろいろ怖いのでお守りや数珠、水晶などを持ち歩いていたのですが、温泉でサイフと一緒に盗まれました。幽霊や宇宙人よりも生きてる人間のほうが怖いわ!!
宇宙人の恐怖
四次元の次に怖いもの、それは宇宙人である。
映画『サイン』には心底ゾッとさせられた。映画のメッセージは何だったのか。「すべての出来事には意味がある。偶然ではない」という教訓にも思えるが、正直、ストーリーは支離滅裂だった。宇宙人は毒ガスを撒いていたらしいが、あれは本当に毒だったのか。もしかすると、友好的に「ハイになれる芳香ガス」を提供していたのではないか。
不幸にも、それが地球人にとってはサリン並みの猛毒だった──そんな可能性もある。だが、それにしては奴らの皮膚がチョリソーソーセージ並みに柔らかすぎた。あれで地球侵略とは、随分と説得力に欠ける。
とはいえ、リビングの後ろにぬっと現れる緑色の宇宙人のシーンは、本能的に身がすくんだ。あの瞬間だけは、本当に怖かった。B級映画にありがちなチープな演出にも関わらず、妙に効いていた。こういう作品は、むしろ好きである。
ともかく、アメリカの片田舎に突如現れ、農場を襲う宇宙人の姿。こうした話は昔から報告が絶えない。だからこそ、妙に現実味があって怖いのだ。モスマン事件、エイモス・ミラー事件、そして『サイン』とよく似た「ホプキンスビル事件」など、いずれも一筋縄ではいかない話ばかりだ。
ホプキンスビル事件
アメリカ・ケンタッキー州ホプキンスビル近郊、ケリーという小さな集落。1955年8月、そこに住む一家が、緑色のモンスターに襲われた。身長は約1.2メートル、耳と目が異様に大きく、手には鉤爪。後に「ケリー=ホプキンスビル・ゴブリン」と呼ばれる存在である。
-
-
発生:1955年8月21日、ケンタッキー州ケリー地区
-
状況:住人11人が、夜に光と物音を感じて外に出ると「銀色の小柄な生物」が近づいてきた。何発も銃を撃ったが効かなかったと証言。
-
調査:警察も現場に駆けつけたが証拠は乏しく、フクロウや酔いによる幻覚の可能性も指摘された。
-
一家は銃で応戦したが、すべての弾が弾き返されたという。つまり、物理法則すら通用しない相手だったのだ。これがただの集団ヒステリーか、アルコールの過剰摂取か、それとも本物か。判断は難しいが、どちらにせよ「怖い」のは間違いない。
その他の宇宙人目撃例
たとえば1967年9月14日、ブラジルの学生たちがフットボール場に着陸したUFOを目撃したという。ミナス・ジェライス州に現れた宇宙人は、学生たちに向かってこう言い放ったらしい。
「逃げるな。明日ここに来い。来なければお前の家族をさらうぞ。」
──このセリフ、どこかで聞いた覚えがある。麻薬カルテルの脅し文句と瓜二つである。ついでに、日本のブラック企業の圧力にも似ている。
「辞めたら損害を賠償させるぞ。お前も家族もな。」
どうやら、民度の低い地域に現れる宇宙人も、例外なくその土地の空気を吸っているようだ。アフリカでは原住民を追いかけまわし、レーザーで焼き払ったUFOもあったという。マレーシアでは、木にアンテナを取り付けていたミニ宇宙人が子どもに見つかり、慌ててレーザーで攻撃してきた──という話もある。滑稽であり、どこか愛おしい。
宇宙人襲来時、人類は団結できるのか?
もし宇宙人が本格的に地球を侵略してきた場合、地球人が一丸となって戦う──などという幻想は早々に捨てるべきである。中国、北朝鮮、韓国あたりは、おそらく真っ先に宇宙人側につくだろう。
そして、宇宙人の攻撃手段が核ミサイルやレーザー兵器ではなく、心理兵器であった場合──それこそが本当の恐怖である。洗脳、マインドコントロール、情報操作……そういった形で、我々の心をじわじわと支配する。
それはつまり、すでに始まっている可能性すらあるということだ。
アジア系宇宙人の謎
1970年代、世界各地で「アジア系の風貌をした身長の低い宇宙人」が目撃されていた。目が吊り上がり、人を連れ去ろうとするその姿。あれは果たして、どこかの国の拉致犯ではなかったのか──
……パシューン! グワッ! かふっ(っ>_<)っ
(※北朝鮮第8特殊部隊のイ・バンヒ少尉に、サイレンサー付きステアーAUGで狙撃されました)
ブドウ畑で肩を叩かれて振り返れば奴らがいる!日本の宇宙人史上もっとも恐ろしい怪事件「甲府事件」
1975年、山梨県甲府市で、二人の少年がUFOを目撃し、さらには謎の宇宙人に肩をガアガア言われながら叩かれる──という、突拍子もない事件があった。これがいわゆる「甲府事件」である。
この手の話にうっかり胸をときめかせてしまう私のような者には、もはや定番のエピソードである。UFOに連れ去られることを、毎晩の祈りのように願ってきた身からすれば、甲府事件は聖典のようなものだ。
ところで、あのときの少年たちは、今、どんな人生を歩んでいるのだろうか。普通にサラリーマンをしているのか、それともあの晩の体験を胸に秘め、未だ真相を追い続けているのか。気になって夜も眠れない(が、夜は眠る)。
この一件、実に胡散臭……もとい、奇妙で陰謀めいた香りがする。事件の詳細を知りたい方は、以下のリンク先をご覧いただきたい。現地調査まで行った猛者の記録がまとめられている。
👉 http://gomibox.hp.infoseek.co.jp/kouhujiken01.htm
宇宙人、何がしたかったのか
甲府の宇宙人は、どうやら武器らしきものを所持していたらしい。にもかかわらず、少年の肩を軽くポンと叩いただけだったという。なんだその中途半端な友好性は。脅したいのか、馴染みたいのか、はっきりしろ。
あれか? たばこの自販機の前で近所のオヤジに「ようっ」と言うような距離感か? もしそうなら、なかなかの日本文化マスターである。いずれにせよ、インパクトに欠ける宇宙人であったことは否めない。
どうして宇宙人は、発展途上国にばかり現れるのか
長年の疑問である。なぜ宇宙人は、よりによって南米やスカンジナビアの山奥のような、情報の届きにくい場所ばかりを訪れるのか。ペルー、チリ、アルゼンチン。お決まりのコースである。たまには日本の都市部──そう、函館あたりにでも出てきてほしいものだ。
函館にはフゴッペ洞窟という遺跡がある。そこの壁画には、宇宙人らしき絵もあるという。となれば、宇宙人たちが全くのノータッチというわけでもなさそうだ。
とはいえ、私の頭の中にある「宇宙人」のイメージは、金髪美女タイプのいわゆるアダムスキー型ではなく、甲府に現れたようなグロテスクなやつ──あるいは、つるんとした肌にドブ臭さが漂うグレイ型である。そう、レプタリアンだ。
宇宙人を笑い飛ばす軽薄さ
困ったことに、昨今はテレビなどで宇宙人の話題を茶化して笑いを取る輩が増えてきた。特に、宇宙人肯定派にその傾向が強い。こっちは真剣に宇宙人を信じ、備え、あるいは待ち続けているというのに、彼らときたら祭り上げて茶化すだけである。
──ニラサワさん(たま出版社長)!
宇宙人の死体写真集
なお先日、ミステリーサークルが世界一多い国の英国防省が「調査報告書」でUFOの存在を完全否定ている。
http://news.bbc.co.uk/2/low/uk_news/4981720.stm